薄く漉いた革を折れたままの状態を保つように貼り合わせた、紙に引っ掛ける(ぶら下げる?)仕様のしおりを製作しました。

コバは通常の切り目仕立て(染色・蜜蝋・熱ネン)で、本体にはステッチを入れず、糊での接着のみで仕立てています。

というわけで、先ずは適度なコシのあるリスシオで。

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↓ 実際に本に挟んだ状態。

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↓ こちらは裏側。この部分は厚みを抑えるため、表よりも薄く漉いてから貼り合わせています。

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ソフトでシボのあるミネルバボックスでも製作。

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今回製作して一つ気になったのは、このしおりにはクリップのように自ら紙を挟む力は無いので、本を開いて傾けた際にしおりが垂直を維持しようとし、振り子の様にぶらぶらと揺れてしまう点。

これがちょっと気になる。

しかしながら、その作用のおかげで本から落ち難くなるという点もあり・・・どうしたものか。

ちなみに今回の寸法は30mm×80mm。

振れの大きさ・バランス・使い易さなども考え、細長のものや丸型など、色々な形状で試作してみようと思います。